救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

米朝実務協議後の北朝鮮情勢と拉致問題全報告-東京連続集会108_27



◆「全員帰ってこなければだめ」

西岡力(救う会会長) 2002年の3月によど号の犯人の一人が、日本の法廷で有本恵子さんの拉致を証言し、有本恵子さんが認定された時、日本のマスコミは有本さんが先に帰ってくるのではないか、北京に有本さんが出たとか書いたことがありました。その時有本さんのご両親が何と言ったか。「家の娘だけではだめです。全員帰ってこなければだめなんです」と言い続けたんです。
 全部が終わらなければ分かりませんが、もしかしたら有本さんはパスポートを持って外国にいた人ですから、記者会見をさせられて、「北で幸せに暮らしている」と一番いいやすかった人です。そのことを北朝鮮が最初に検討していて、アドバルーンで情報を流したかもしれない。
 そしたらあのお父さんとお母さんが、「だめだ」と言ったから、「よかったね」にはならなかった。それで有本案はだめで、蓮池・地村案になったかもしれない。9月17日(の帰国)が終わって、9月27日だったか、小泉総理と会えた。その時有本のお父さんにも発言の機会があったのですが、その時「恵子は死んだと言われた。けしからん」とは言わないで、「他にも被害者がいるんです。それをどうするんですか」と迫ったのです。「この人はすごいな」と私は横で見て思いました。
 我々は、前回5人しか取り戻せなかった。蓮池さんたちはこう言っています。「我々が帰ったことをめぐみさんたちは知っている筈だ。口コミ社会だから伝わっている。そしてストックホルム合意以降日朝で話し合いが始まったことも、それは北朝鮮で報道されたからめぐみさんたちは知っている。今回も「死んだ」ということで自分たちが帰れなかったら、残った人たちは精神の安定を保てないだろう。絶望してしまう」と言っています。
 向こうにいる人たちが一番苦しくてどうなるだろうかと思っていました。それは認定されている人も、されてない人も同じです。だから「一括帰国」と言っているわけです。残してはだめです。
 向こうは、「一人か二人で、秘密を知らない人で終わらせよう」と考えているようですが、それはだめです。「一括帰国」でなければだめだと家族の人はみんな歯を食いしばって、「それでいこう」と言って運動方針を決めているわけです。
 家族会だけでなく、「認定未認定に関わらず全被害者の一括帰国だ」と言って団結して話をしているわけです。話し合いが進まないのが苦しくて要求を下げるという誘惑に我々がかられてはならないのです。
 日本の中には今後色々なことを言ってくる人があるでしょう。「核は安全保障の重要な問題でそれを拉致が妨げている」とか。シンガポール会談の後、そういうことを言う学者がすぐ出てきたのです。
 苦しいけれども確認しなければならないのは、要求を下げないことです。見せかけの話し合いを求めてはならない。安倍総理も、「自分が会うからには拉致問題が解決するようにしなければならない」と言っています。
 その解決の定義は「即時一括帰国」です。正念場ですが、ここで頑張れば、まだ山は2つありますが頂上は見えてきているので、もう少しです。横田さんのお父さんを見舞いに行くと苦しくて、どうしたらいいのかと思いますが、向こうにいる人たちが一番苦しい。いつ助けが来るか待っている。だから我々が「即時一括帰国」の要求を絶対降ろしてはならないと思っています。

 ありがとうございました(拍手)。

以上

  
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