救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

米朝実務協議後の北朝鮮情勢と拉致問題全報告-東京連続集会108_24



◆北朝鮮も出口がほしいが、「即時一括帰国」でないと騙される

西岡力(救う会会長)
 色々分析してきたのですが、大きな枠組みで米朝が核・ミサイルをめぐって激しい対立をして、軍事的制裁や厳しい経済制裁が今かかっています。北朝鮮も何とか出口をみつけようとしている。
 中国も裏で、制裁がかかっていながら政権が倒れないぎりぎりの援助はしている。金正恩が考えている観光開発や経済復興できるほどの援助はできません。金正恩は核開発は終わったから経済再建をすると言っていますが、何もできていない。それは事実です。
 観光客を呼ぶといって、元山に観光団地を作っていますが、外貨がなくて内装ができない。そこで北朝鮮のセールスマンが中国等に行って、韓国人や外国人に完成予想ビデオを見せて、「このホテルの何階を買わないか。客が入ったらこれだけペイする。まだできていないのでガラス等を入れなければならない」と。これは詐欺ですが、そういうことをやっている。
 完成したとしても国連制裁がかかっているから、中国人は行くかもしれないが、世界中の人が行くかどうか。元山は北海道のような位置にあり、ハワイのようなリゾート地ではない。寒くて海水浴ができるのは夏だけだし。
 とはいえ、向こうも出口がほしい。できれば核を持ったまま経済制裁を解除させて、日本から金を取りたい。拉致被害者も2、3人返すだけで終わらせたい、ということでしょうが、今の状況でそんなに長くもつかどうか。
 当面どうなるか。年末が山ですね。1月の「新年の辞」で金正恩がどう言うか。アメリカはけしからん、制裁はけしからんと今年の「新年の辞」では言ったのですが、しかし、「年内は待ってやる」と言った。そしてハノイで会ったわけです。
 ストックホルムでの実務者協議でも物別れになって、1月に「もう我慢できない。我々はトランプとの信頼関係はなくなった」と言うのか、「核・ミサイル開発も再開する」と言うのか。残念ながら年を越しそうです。
 今当面やらなければならないのは、アメリカが安易な段階的・相互的な対応をしないように、島田さんが書いている通り、拉致は「全被害者の即時一括帰国」で、核は「即時一括撤廃」です。制裁は緩めないし、支援もしないという今の枠組みを崩さない。
 トランプ大統領は口では甘いことを言っていますが、枠組みは崩していません。今はまだ崩していないので、今の状況を維持、強化するための、より一層のアメリカとの連携が必要だと思います。
島田 まさにそうで、トランプ氏も、「北に絶対だまされないようにしてくれ」と側近にも言っています。問題は、何が騙しの案か判断できるかどうかです。ボルトン氏がいた時は即座に分かったのですが、ビーガン氏はあくまで交渉担当で、核問題専門家ではないから、あまりにとんでもない案が出てきた場合は、「そんなものはホワイトハウスに上げられない」と言うでしょうが、ある程度新提案かなと思ったら彼の段階で判断せず、上に挙げるわけですが、ホワイトハウスの中で判断できる人間がいるかどうか。
 今はいないと思いますのでポッテンジャー氏からそういう情報をすばやく入れてもらえば、日本から「これはだめですよ」とけん制できる。そういうコミュニケーションの筋を作れるかどうかが非常に大きいと思います。


  
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