救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

米朝実務協議後の北朝鮮情勢と拉致問題全報告-東京連続集会108_17



◆金正恩は民主党系大統領に期待して、トランプには花を持たせず我慢

西岡 もう一つ。北朝鮮が我慢を続けながら譲歩をしない理由として、大統領選挙を見ているという見方があります。民主党政権になったら段階的・相互的対応に応じるのではないか。だからトランプに花を持たせるような譲歩は、選挙前までしないでいるのではないか、という推測も成り立ちますが。
 北朝鮮の選挙の読みは当たらないことが多く、以前は安倍政権は倒れると言っていたんです。総連からもそういう報告があがっていた。「モリ」とか「カケ」とかの時に、「これでもう安倍は倒れる。ポスト安倍に向けて工作をしよう」ということになっていたのですが、その見通しははずれた。
 願望が読みに入ってしまうこともあるし、ハノイでもトランプがあの提案に乗るかもしれないと思っていたわけでしょう。わざわざ金正恩が列車に乗ってハノイに行く、と出発の時に国民に知らせた。普通は帰ってきてから成功した時に国民に知らせるのですが、成功すると思っていて玄松月(ヒョン・ソンウォル)という歌劇団の親玉を連れて行った。そしてアメリカを手玉にとったという歌劇を作ることになっていて、その準備までしていたというんですが、見通しを間違えたわけです。
 そういうことも含めて、実際に民主党政権になったら我々にとって危機的な状況が来るのか。段階的・相互的対応を取る可能性がある政権になりますか。
島田 まず、ブッシュ政権がライス国務長官、ヒル次官のコンビで、本当に坂をころげおちるように北朝鮮に騙されて融和的な方に行った。あの時は共和党のブッシュ政権でした。ボルトンやラムズフェルド国防長官いた時は強硬姿勢でしたが、この人たちが抜けると国務省が主導権を握りおかしな方向に行く。
 民主党政権になっても、要所要所にしっかりした人がいれば、そんなおかしな方に行く可能性はない。オバマ政権の時も、ライス・ヒルがやったような驚くような譲歩はしていない。しかけたことはあったのですが、事実上何もしなかったと言うべきかもしれませんが、おかしなことはあまりしなかった。
 今候補者の中では、エリザベス・ウォーレンという人が候補者のナンバーワンで、2番がバイデン、3番がサンダースで、ウォーレンとサンダースは極左と言ってもいい人です。
 アメリカの知り合いに聞くと、例えばウォーレンが大統領になった場合、安保補佐官は誰になるのか、東アジアを担当するのは誰になりそうかと聞いたら、「全く分からない」と。
西岡 左翼だったら金正恩に甘いとか。
島田 民主党政権で最も外交感覚が甘かったと言われるのはジミー・カーターですが、カーターの安保補佐官はズビグネフ・ブレジンスキーというすごく強硬な人でした。従ってたまたま強硬派を起用することもありえるのです。全く読めないですね。
西岡 ジャヌージは。
島田 今西岡さんが言ったフランク・ジャヌージは、ジョー・バイデンのアジア担当の補佐官ですが、驚くほどの融和派です。バイデンが大統領になったらジャヌージが安保担当補佐官になるかもしれない。これはウォーレンが大統領になる場合よりもっと悪いかもしれません。
西岡 金正恩がそれを希望してトランプに花を持たせるような大譲歩はしないで、なんとか耐えようと穴倉にこもっているかもしれない。
島田 時間がどっちの味方かですが、経済制裁で相手が痛みを感じるくらいに高めていけば、金正恩も苦しくなります。その勝負になってくると思います。ボルトンがいなくなって、その分不安が増したわけですが、議会では今の所外交に影響力が強い上院は、マルコ・ルビオとかテッド・クルーズ等の強硬派が中心で、力を持っていますから上院共和党の強硬派もかなりブレーキ役になると期待しています。


  
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