救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

米朝実務協議後の北朝鮮情勢と拉致問題全報告-東京連続集会108_15



◆「段階的、相互的対応ではなく即時一括が大原則」

西岡 このコラムの最後の所で、<拉致は「即時一括帰国」、核は「即時一括廃棄」、それまで「最大圧力」を維持する、が大原則でなければならない>とありますが、ストックホルムでの米朝実務者協議の前後に、アメリカが新しい譲歩案を出したとか、出そうとしているという類の報道がありました。
 先ほど言ったように、ハノイでは北朝鮮は寧辺の核施設を廃棄する、と。そこにはプルトニウムを作る原子炉だけでなく、濃縮ウラニウムを作る施設もある。それも廃棄する。だから制裁を全部解除してくれということだったわけです。
 そしてアメリカが出した新しい提案は、3年くらいの期限付きで石炭の輸出を解禁するというものです。それを提案するのではとか、したのではという報道でした。まさにこれが島田さんの言う、段階的、相互的対応です。
 アメリカはハノイで、「寧辺以外にも核施設がある。我々はあなたたちが言っていることを一日単位で知っている」と。これはトランプ大統領が金正恩に言った言葉です。
 確かに濃縮ウラニウムは地下施設で作れるわけです。原子炉はいらない。北朝鮮はウラン鉱山を持っていますからウランを持っている。濃縮工場は少なくともあと二つある。それ以外にあと三つくらいあるのではと言われています。それはどうもアメリカの情報当局がつかんでいるらしいですね。
 だから寧辺を閉鎖するということは、彼らの核能力の一部を減らすことになるから一部の制裁を緩めてもいじゃないかという考え方です。だから段階的、相互的対応になるわけですが、それがなぜいけないんでしょうか。
島田 これはまさにボルトン氏あたりが主張してきたことですが、核施設が100あるとしてその内20を廃棄するので制裁を解除すると、残り80の施設の稼働が経済制裁解除によって得られるお金で活発化させることができる。だから2割だけで譲歩すると残り8割を活性化させてしまう。むしろ相手の核活動を促進することになるわけです。これが基本的なボルトン氏らの考えで、全く正しいと思います。
 とにかく一歩一歩でも交渉を続けていけば、相手の気持ちをなごませてさらに核廃棄が進むのではないかというのがクリストファー・ヒル的な発想ですが、それをやると確実にだまされて、核・ミサイルの開発配備が進んでしまうわけです。


  
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