救う会全国協議会

〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
TEL:03-3946-5780 FAX:03-3946-5784 info@sukuukai.jp

北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

米朝実務協議後の北朝鮮情勢と拉致問題全報告-東京連続集会108_10



◆大枠はできたが2年近く動きがない

西岡力(救う会会長、モラロジー研究所教授)
 ゴルフのカートの中で拉致の話をずっとしたと、直接話を聞いたことがあります。ゴルフで遊んでいると思われるかもしれませんが、カートの中で長い時間拉致の話をしたと総理は言っていました。
 トランプ大統領は当選するまで拉致のことを全く知らなかったと思います。安倍総理が繰り返し拉致のことを言い、この問題が重要であると言ったら、北朝鮮がミサイルを発射し、核実験をしていた2017年10月の国連総会で、「かわいい13歳の少女を拉致した北朝鮮は許せない」という演説をするまでになった。
 そしてその後2回も家族会に会ってくださり、有本明弘さんには手紙も書いてくれた。もう拉致問題がインプットされていますし、この間、5月に我々が訪米した時アメリカの政府高官は、「トランプ大統領は金正恩に対して首脳会談の席で3回拉致問題を出した」と。特に今年のハノイでの会談では2回出したと言っていました。
 それも安倍総理の説得でトランプ大統領が拉致問題の深刻さを理解した、家族の訴えで心を動かされたということが半分はあると思いますが、後の半分は、アメリカの取引きの中に拉致を入れて、アメリカは北朝鮮に対して「核・ミサイルを完全に止めろ。そしたら豊かな国になる」と言っていますが、「俺はお金を出さない」とも言っています。ジュネーブ合意の時と基本的に同じです。
 しかし、「シンゾー・アベが出すと言っている」、「シンゾー・アベが出す条件は核・ミサイルだけでなく拉致だ。拉致も話し合え」と。セットになっているんです。ここまでは作ることができた。つまり核・ミサイル問題が進むと拉致も進む構造になった。長期的に見て、この状況を目標にしてきたわけです。圧力を最高度にかけて話し合いに引出し、拉致をテーマにして話し合いをさせる。話し合いで解決するにはこの方法しかなかった。
 そこまでは来たのですが、シンガポールでの首脳会談の後、北朝鮮は核放棄もミサイル放棄もしていません。そして今年のハノイでの首脳会談では、「寧辺の古い施設だけ放棄するから制裁のほとんどを解除してくれ」というかなり虫のいい提案をしてきて、トランプ大統領が「あなたは準備ができていないね」と言って、昼ご飯の約束もキャンセルして帰ってしまった。その後、何も動きがない。先月の実務者協議でも、物別れに終わった、というのが今の状況です。
 なので、枠組みはできたけれども、2年近く動きがないので大変苦しいということです。そこで私は、ある面では我々が求めてきた枠組みができ、頂上が少し見え始めた。頂上に行くには越さなくてはならない山が二つある。


  
■ サイト内検索 ■


■あなたにも出来る救出運動■
あなたにもできること

 ■ アニメ「めぐみ」 ■ 

■ 書 籍 ■