救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

全拉致被害者の即時一括帰国を実現せよ!国民大集会報告



◆「拉致問題の解決が必要」とだけ言う人は信用できない、解決の定義が問題

西岡 力(救う会会長)
 私は先ほど、「1回勝負の時がくる」と言いました。金正恩氏がこの問題について決断をする時がくるだろうということです。そこで勝てなければ、あと10年とか、もっとかかるかもしれない。しかし、そこまで持ってくることができたことも確かです。
 北朝鮮の内部からの情報によると、彼らは「日本は独自外交はできない。アメリカの言うことを聞く。小泉訪朝は失敗だった。総理にサインをさせたにも関わらず、そして被害者を5人も帰したにも関わらず経済協力を取れなかった。アメリカが反対したからだ」と。
 北朝鮮はなかなか世論というものを理解できないのでそういう総括になっているようです。「だからまずアメリカと話をする」と。しかしトランプ大統領は、「豊かな未来が待っている」と動画まで作って金正恩氏に見せましたが、「俺は金は出さない」と繰り返し言っています。
 安倍総理は、「韓国にやったことと同じことについては、日本がやるべき交際法上の責任があるのでそれをします」と言っている。しかしそれは、核・ミサイルはもちろん、拉致問題が全面解決した後やると言っている。
 またトランプ大統領が拉致のことに言及したのは、もちろん人間対人間の心が動かされたこともありますが、「豊かな国になれるんだぞ。金はシンゾー・アベが出すと言っている。しかしシンゾーは拉致が絶対だぞと言っている」と。
 そういう枠組みができた。これは我々にとって悪いことではない。その枠組みを作ることができた。これを資産としてどう活用するのかということです。
 実は今日のニュースを見ると、先ほど90年の金丸訪朝の話が出ましたが、その金丸さんの息子さんが訪朝したというものでした。何と北朝鮮が、金丸信生誕105年のお祝いをしてくれた。日本でそういうお祝いが山梨であるのかどうか分かりませんが、それはつまり、北朝鮮にとって金丸さんが約束したことは大変有利だったということです。
 梶山答弁があったのに拉致を出さないで、戦前のつぐないだけではなく戦後の償いもすると言った。そこをベースにして日本と交渉しようとしている。少なくとも金丸訪朝をアレンジした統一戦線部は今でも考えています。だからこそ金丸さんの息子さんを呼んだのです。
 そしてその統一戦線部が考えていることは例えば、米朝が動き始めた。米朝首脳会談が決まったら突然、休眠状態だった日朝国交促進議員連盟が活動を開始して、国会議員会館の中で約60人の国会議員を相手に勉強会をやった。
 その講師は、統一戦線部の指導を受けている朝鮮総連の新聞の平壌支局長を国会議員会館に呼んで与野党の先生方が話を聞いた。与党の先生もいました。これは事実です。何かをしようとする時は、工作を先にやるんです。今回金丸さんの息子さんを呼んで105周年をやったことは、その一環なのかどうか。
 北朝鮮は多分9月末から米朝実務協議をするという方向です。トランプ大統領も年内に金正恩ともう1回会いたい意向です。
 そこで核について彼らがどこまでカードを切ってくるかは分かりませんが、彼らからするとトランプ大統領が一定の範囲でだませたり、あるいは話し合いが通じれば日朝に行く。しかし、古屋先生たちではなく、もう一つの議員連盟と一緒にやろうとする準備を、少なくとも統一戦線部はしているのは間違いない。彼らはそれが仕事だから。
 だから今の段階で私たちが気をつけなければならないのは、「拉致問題の解決が必要だ」とだけ言う人は信用できないということです。みんな解決と言います。だから私たちがここで、皆さんとともに繰り返し叫び続けた解決の定義が問題です。「全被害者の即時一括帰国」でなければならない。
 その国交促進議員連盟の中では、「国交正常化交渉と拉致被害者の調査を並行してやりましょう。そのために日朝合同調査委員会を作りましょう。調査が長引くから平壌と東京に事務所を作りましょう」という話が出ている。
 なぜ調査が長引くんですか。独裁者は全部知っているんですよ。曽我ひとみさんもいらっしゃいますが、拉致被害者も1週間に1回の生活総和をやっているんです。北朝鮮の人は全員、1週間に1回思想点検をするんです。その報告書は全部党の組織部に上がっています。被害者全員のファイルがあるんです。だれがどこにいるか分からないなんて嘘です。それなのに調査に長くかかる。笑わせるんじゃないということです。
 しかし、そういうことをやろうという人が、小泉訪朝の時外務省の幹部だった人がテレビに出てきて、そんなことを繰り返し言っている。有名な国際政治学者がそういうことを言い始めた。そういうことがシンガポール会談の直前から直後にかけて起きたんです。
 アメリカが安易な譲歩をしなかったからそれは止まりましたが、アメリカが動き始めたら、それがまた動き始めるに違いないと私は思っています。だからこそ、「拉致問題の解決が必要だ」とだけ言う人は信用できない。解決って何ですかと聞かなくてはならない。「全被害者の即時一括帰国」で、今日特に強調したいのは一括です。
 彼らが狙っているのは何人かだけ返して、あとは調査をしましょうということです。それはもうだめだ。先ほどまでの話を私は注意深く聞いていたのですが、菅官房長官は「一括」とおっしゃいました。古屋圭司先生たちが自民党本部からそれを言い続けてくださっていたんですが、官房長官がここで、「日本政府の目標は拉致被害者の一括帰国だ」とおっしゃいました。その意味はすごく大きいと思っています。
 「一括帰国」というラインから政府が絶対折れないように、そして「拉致問題の解決」という人たちは信用できない。そうではなく、「全被害者の即時一括帰国」というかどうかです。そこを見分けないと、これから最後の戦いになってくると、様々なけたぐりや工作等色々なことが起きてきます。彼らはなるべく、小さな物で大きな物をとろうということで、そのために給料をもらって仕事をしているのが宋日昊(ソン・イルホ)等の人たちで。
 私は宋日昊と大喧嘩したことがありますが、そういうことが起きるだろうと思います。しかし、それを乗り越えないと頂上には行けない。しかし、ここまではきた。最後の戦いが待っている。金正恩自身が、「統一戦線部のやり方では日本はだませない」と思って、別のやり方でやれと言うかどうか。
 統一戦線部は変わらないと思いますが、そのためには私たちも統一戦線部に負けない知恵と勇気と団結の力が今必要だと強く思っています(拍手)。


  
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