救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

全拉致被害者の即時一括帰国を実現せよ!国民大集会報告



◆ご家族を抱きしめる日がやってくるまで私の使命は終わらない

安倍晋三(内閣総理大臣、政府拉致問題対策本部長)
 2002年9月17日に平壌で首脳会談が行われ、当時の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が公式に拉致を認めてから明日で17年目になります。当時私も当時の小泉総理と共に訪朝しました。先方から5名が生存、そして8名が死亡と言い渡されたわけですが、あの時の衝撃は今も胸に刻まれています。
 その後彼らが出してきた資料は真実でないことが明らかになり、我々はそれ以来全員の奪還を目指して今日に至っているわけですが、拉致被害者のご家族の皆様はもちろん、ご本人も歳を重ねてこられました。一刻の猶予も許されない。その思いを強くしています。
 残念ながら未だに、5人の皆様とご家族の帰国後は、一人の拉致被害者の奪還もなしえていない。痛恨の極みです。
 そんな中、本年5月末には、ご家族の皆様は来日されたトランプ大統領と再び面会をしていただきました。拉致被害者との面会は2回目になりますが、今回も一人ひとりから事情を聴いていただきました。その際早紀江さんにもお話をいただきましたし、有本さんからもお話をいただきました。
 有本さんのお話は、大変情熱を込めて話をされましたので、ちょっと長めになったんですかね。事務局の方が、「有本さんそろそろ」、とこう促されたんですが、トランプ大統領は、「今、正に有本さんにとって大変大切なことを話しているんですから、有本さんにはどうか最後まで話させてください」と、トランプ大統領が促されました。
 有本さんはその後、「全部ここで話はできないので、私の思いは手紙に書いてそれをホワイトハウスのスタッフの方に渡したので、是非後で読んでもらいたい」と、こうおっしゃいました。それに対しトランプ大統領は、「誰に渡したんだい、スタッフに渡したって永久に私の手には来ないよ」と。「誰か受け取った人は手を上げてくれ」と言ったら、ホワイトハウスの人がその手紙を、こう高く手に掲げました。
 トランプ大統領は、「じゃあその手紙、俺のところへ持って来い」と言ってその手紙を受け取って、それをボルトン補佐官に渡しました。「私のデスクの一番上に置いておいてもらいたい、必ず読むからね」とこう彼は言ってくれました。その後、その手紙を読んだ後の返信の手紙が、有本さんのところに来ました。そこには、有本さんに対して、「私と安倍さんは必ず勝利する」ということを自筆で書いていただきました。正に日本とアメリカ、この問題を解決していく上において、完全に立場を同じくしているわけです。
 しかしもちろん、この問題を解決していく上においては、大統領とともに国際社会の理解が必要であります。先般のビアリッツ・サミットにおきましても、G7のメンバー、少し入れ替わりがありましたので、改めて拉致問題の重要性についてお話をさせていただきました。
 北朝鮮との問題は、もちろん核の問題、ミサイルの問題は大切ですし、朝鮮半島を非核化していくという米朝プロセスを支援していく。そのためには、一致をしなければいけないということでは、正に参加国全員が賛成したのですが、同時に東アジアの情勢の平和と安定を確保する上においては、拉致問題を解決しなければいけない。拉致問題を解決しなければ、日朝の国交正常化はないわけですから、「日朝国交が正常化しない限り、この朝鮮半島の、あるいは北東アジアの平和と安定にはつながらない」というお話し、説明もさせていただきました。拉致問題を解決していくということについて、日本の立場に対する支持を、全ての参加国から、支持と理解を得たところです。
 しかしもちろん、この問題を解決していく上においては、日本が主体的にこの問題に取り組んでいかなければなりません。私自身、条件を付けずに金正恩委員長と直接向き合っていく。冷静な分析の上に、あらゆるチャンスを逃すことなく、果断に行動していく考えです。
 北朝鮮には、勤勉な労働力とそして豊富な資源があります。しかし、それをいかしていく上においては、北朝鮮に大きな決断をしてもらう必要があります。それによって初めて北朝鮮には明るい未来が開かれてきます。相互不信の殻を破り、そして何より重要な拉致問題を解決し、不幸な過去を清算して、北朝鮮との国交正常化を目指していく決意に変わりはありません。
 拉致問題は、安倍政権の最重要課題であります。本日、この集会に先立ち、拉致被害者のご家族の皆様と懇談する機会をいただきました。改めて皆様の痛切な思いをお伺いさせていただきました。ご家族の皆様が、この日本の地でご家族を抱きしめる日がやってくるまで私の使命は終わらないとの決意で、この問題に取り組んでいきます。
 拉致問題の解決のためには、正に日本国民が一致団結して、全ての拉致被害者の一日も早い帰国への実現に強い意志を示していくことが大切であろうと思います。17年前の明日9月17日、あの17年前5名の方々が帰国することができたのも、それに向けて国民の皆様が声を大きくして、一つにして、被害者を日本に返せ、こう声を上げていただいた結果だろうと思っています。
 その声こそが国際社会を動かし、そして北朝鮮を動かしていくことにつながっていきます。私もまた、皆様と心を一つにしながら、過去の経験をいかし、拉致問題解決に向けて全力を尽くしていくことをお誓い申し上げまして、本日のご挨拶とさせていただきたいと思います。皆様一緒に頑張っていきましょう。よろしくお願いします。ありがとうございました(拍手)。
櫻井 総理、ありがとうございました。17年前も国民の熱い支持があったからこそ拉致被害者を取り返すことができた。今はなおさらそうだというご指摘に、心したいと思います。
 では次に菅義偉官房長官、拉致問題担当大臣にご挨拶をお願いいたします。


  
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