救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

最近の北朝鮮情勢と拉致問題 東京連続集会84 全報告



◆解決できないなら拉致の責任者処罰を

本間 勝(田口八重子さん兄) みなさんこんばんは。ご参加ありがとうございます。
 私の最近の気持ちは、今桜が満開ですが、去年は「桜が咲く今頃は帰ってこられるのかな」とすごく期待しましたし、動いてくれると思っていました。ところが、桜咲く季節になってもあなたは帰らない、というような状況です。
 最近、朝鮮総連の許宗萬(議長)の家宅捜索で、警察がついに動き出した。それが拉致問題の進展にどのように影響していくのかを、後で西岡先生に解説してもらいたいと思います。日朝交渉の時、李恩恵という名前を出すたびに、北朝鮮は席を立って逃げて行った。
 金丸訪朝の時(1990年)、色々な事情があったんでしょうが、その時点では日本の警察は朝鮮総連の家宅捜索を進めようとしていました。それをやっていれば拉致問題もこんなに長引かなかった、命のある人はどんどん帰ってこられたと思いますので、(金丸氏が家宅捜索にストップをかけたのは)非常に残念に思っています。
 横田さんのお父さんがおっしゃいましたが、政府は拉致問題を最優先として取り組み、日朝交渉の中で遺骨や日本人妻の報告を先行して出すと打診してきたそうですが、拉致問題は日本の最重要課題です。それを再認識してもらわないといけないと思っています。
 政府認定の被害者の問題だけでもこんなに大変な思いをしているのに、拉致問題は特定失踪者にも深く関わる問題ですから、根が深いんです。だから拉致問題を先行してやっていただきたい。遺骨や日本人妻の問題は歴史的に分かり切っていることの調査です。拉致被害者は不明な問題を掘り起こして取り返すという非常な難題です。北朝鮮しか分からない。
 日本はある程度情報を把握して、向こうがどのような情報を出してくるかによって検証するということですが、分からない点がありますので、最優先でやっていただきたいと思います。
 八重子は李恩恵という名前で北朝鮮とやり取りをしたんですが、北朝鮮は、「李恩恵はいない。コ・ヘオクならいる」ということになっています。要するに北朝鮮は色々な名前を被害者に与えて、活動させているわけですから、名前は誰であろうと、実在する八重子が帰ってくればいいわけです。
 政府は北朝鮮に対して、「日本人を返すのか返さないのか」とまず言っていただきたい。それがはっきりしないと、こんな調査で時間ばかりかせがれているわけですから。即刻帰れるようにしてほしい。
 安倍さんと金正恩との話でないと、下のレベルでは解決できませんから、首脳会談を設定できるように外務省は頑張ってもらいたい。そして首脳同士の話で決着しないと、今のままでは拉致問題は絶対に解決しないと思います。
 日本の大きな問題として、世界にもつながる問題として、国連も関係者が動いてくれています。北朝鮮を追いつめているんですが、犯罪として刑事罰を与えて処刑するまでの道のりはまだ遠いと思います。だから、解決できないなら責任者を処罰してほしい。実際に金正日は拉致を認めたんですから。ありがとうございます(拍手)。


  
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