救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

最近の北朝鮮情勢と拉致問題 東京連続集会84 全報告



◆覚悟ができない日本という国が、この現状を招いている

増元照明(増元るみ子さん弟) こんばんは。明日、総理と会って何を言えばいいのか全然分かりません。あきらめ始めています。安倍総理への私たちの信頼は非常に大きなものがあります。安倍政権でなければ、それ以外の政権は思い浮かばないんです。真剣に拉致被害者を取り戻せる政権が。
 この政権で始まった昨年の交渉の体たらくを見ると、やっぱり安倍さんでもだめだったのか、もう私の生きている限りは姉には会えないかな、と。昨年拉致被害者の1親等、2親等の親族が次々に倒れていかれました。
 家の母が88歳で今入院していますが、次は家の母だろうと。13年前に姉の平野フミ子が父の葬儀の時に、「母にだけは会わせて送りたい」と言った言葉が全く実現できない。それだけでなく、私が生きている間にもできないのではないかと思ってしまうような状況です。
 ただ私は最後まであきらめることはできないし、これだけはやっていかなければならないと思っていることがあります。それは姉が24歳までこの国で生きていたこと、そして北朝鮮で戦って生きていたことを日本の皆さんに、私が死ぬまで伝えていかなければならないということです。それが私の責務だろうと思っています。
 残念ながらこういう状況で、救出運動という点では心が萎えてしまいましたが、姉の貴重な年月は日本の皆さんにもしっかりと受け止めてもらわなければならない。戦っているのは拉致被害者です。
 今日本では、集団的自衛権さえ認めない人が大勢いらっしゃる。戦っている人たちを見捨てて、自分たちは安全な地で、あなたたちだけ戦ってくださいと言っている方たちが大勢いらっしゃる。これが今の現実なんだろうと思いながら、残念でなりません。
 覚悟ができない日本という国が、この現状を招いているということだと私は感じています。萎え始めている心を、もう一度奮い立たせなければならないんですが、明日総理がどのような言葉をおっしゃるのかにもよりますが、私は残念ながらこの国をあきらめなければならないという思いを伝えることになるかもしれません。以上です。


  
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