救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

金正日による犠牲者に思いを寄せる東京集会を開催−6団体(2011/12/28)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2011.12.28-3)

平壌で金正日の葬儀が行われたこの日は、金正日を追悼する日であってはなら
ず、金正日による様々な犠牲者に思いを寄せる日であるべきと考えてる6団体が
主催し、「金正日による犠牲者に思いを寄せる東京集会」が東京・文京区民セン
ターで開催された。

 会場は250人が参加し超満員となった。

■金正日による犠牲者に思いを寄せる東京集会を開催−6団体

 本日は6団体が主催し、統一日報社が協力し、以下の人々が訴えた。
西岡 力(救う会会長)
姜 昌萬(統一日報社長)
小川晴久(NO FENCE=北朝鮮強制収容所をなくすアクションの会副代表)
加藤 博(北朝鮮難民救援基金理事長)
三浦小太郎(北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会代表)
荒木和博(特定失踪者問題調査会代表)及び特定失踪者家族
飯塚繁雄(家族会代表、田口八重子さん兄)
横田滋・早紀江(家族会前代表夫妻、横田めぐみさん両親)
増元照明(家族会事務局長、増元るみ子さん弟)
本間 勝(家族会、田口八重子さん兄)

 また、第2部では、金聖●(王へんに文、キム・ソンミン)・自由北朝鮮放送
代表が、金正日死後の北朝鮮の内部の状況につき報告した。

 登壇者からは、多くの無辜の民を拉致し、数十年も抑留しつづけ、詐欺宣伝に
より帰国させた元在日朝鮮人と日本人妻らへの人権弾圧も行なった金正日の大罪
や、自国民300万人を餓死させ、国外に逃げる者は中国と組んで弾圧し、逆ら
う者は家族連座制で「生き地獄」の強制収容所に入れ虐待したことを厳しく糾弾
しつつ、犠牲になった人々に思いを寄せた。

◆金聖氏からの特別報告(レジュメ)

1.金正日による犠牲者に思いを寄せる東京集会報告
2011年12月27日

北朝鮮の現在と民主化への展望

金聖●(自由北朝鮮放送代表)

 北朝鮮は今、韓国と国際社会に向かって二種類のメッセージを送っている。

 第一は「弔問」を口実にして韓国社会の葛藤をあおり立てることであり、第二
は今後、金正恩が軍「最高司令官」として金正日の先軍政治を継承するというこ
とだ。一言でいって、南の葛藤を作り出すなど彼らの対南政策は変わることがな
く、先軍政治を標榜してきた国家経営システムも変わることはないということを
宣言したのだ。

 それにもかかわらず、トップが変わるという点で韓国と国際社会は北朝鮮の民
主化と自由統一のための新しい対北朝鮮政策を樹立しなければならない。相手が
北朝鮮の既存システムだとするならば、新しい対北朝鮮政策が必要なのかという
疑問も出てくるだろうが、金正恩が29歳ということを勘案するならば「幼い王
子の失敗」を誘導する絶好の機会が到来した瞬間だという点を強調したい。

 これから私たちは歴史に類例がない北朝鮮の世襲独裁を糾弾すると同時に、金
正恩の「失敗」を目標にして対北朝鮮政策を展開しなければならない。金正恩の
政策失敗は、それにともない北朝鮮住民たちと高位権力層が反感を覚え「変化」
を要求する端緒となりうるという点で重要だ。

 それなりの準備はあったはずだが、明らかに金正日の死は突然なことであり、
金正恩の権力掌握過程は北朝鮮権力上層部の盲目的忠誠競争だけを土台にした逆
三角形の形で試みられるほかはない。一言でいって基盤が固くなく、またお互い
に他の忠誠分子を警戒し打倒しなければならないという対立と軋轢の構図の中で
金正恩政権が誕生することになるということだ。

 これこそが金正恩の独善と誤判につながる北朝鮮の未来像だと言っても過言で
はない。したがって、より一層金正恩をいらだたせて未来に対する確信を削ると
ともに、政策立案者間での忠誠競争を造成することが必要だ。

 反対に金正日の死亡と金正恩というもう1人の後継者の登場にも、黙々として
反応がないほどに独裁の惰性に踏みつけられている北朝鮮住民たちには、新しい
人生に対する希望を与え彼ら自身が民主化運動の主体になれるという確信を植え
付けてやらねばならない。そのために対北朝鮮ビラと対北朝鮮ラジオ放送の役割
を強化しなければならない。

 日本とアメリカなど国際社会は過去と現在、そして未来の北朝鮮に対する見方
をきちんと整理する必要がある。特に日本は拉致問題に対する北朝鮮の謝罪と拉
致被害者の無事帰還を強力に要求するべきで、北朝鮮の謝罪に基づいた新しい北
朝鮮との関係のガイドラインをもう一度確立しなければならないだろう。

 このために金正恩を北朝鮮の「過去」から分離させる戦略もたてる必要があり、
このようなメッセージを金正恩の政策立案者に強調しなければならない。 拉致
問題のような重要事案で金正日と金正恩の責任所在を分離させることは、拉致被
害者を救出し北朝鮮に謝罪させる重要な条件でもある。

 過去に不倶戴天のかたきといっていた日本との国交(お金)のために拉致問題
まで認めた金正日の表と裏が違う外交の歩みで分かるとおり、えさだけをうまく
投げれば金正恩を降伏させることは予想の外、難しいことではないと思う。

 このような未来の北朝鮮との関係は、北朝鮮政権の変化を目指して展開されな
ければならず、特に政権への支援を止揚する代わりに、北朝鮮住民たちに実質的
に助けになる方式になるように努力しなければならない。

 一方で脱北者、特に日本で生活している脱北者の活動の幅を広げてやることが
必要だ。現時点で北朝鮮に家族親戚を置いた脱北者2万人を接点にして、彼らの
故郷と家族親戚を通じた対北朝鮮支援および北朝鮮民主化ネットワーク形成こそ
が、北朝鮮住民支援と啓蒙の核心だということを強調したい。

 3代世襲という大きな障害物が目の前にあるにも関わらず、準備不足の権力移
動と住民不満が好材となり自由統一への曙光が見え始めた。自由統一という言葉
は私たちの脱北者にとっては故郷へ帰るということを意味し、日本国民にとって
は拉致被害者救出を意味する輝かしい言葉だ。

 手段と方法を選ばず北朝鮮独裁政権の崩壊を引き出すために尽力すべきだとい
うことをもう一度強調したい。

2.北、労働党組織指導部指示文下達
自由北朝鮮放送2011 .12.23

 朝鮮労働党組織指導部が金正日死亡と関連した哀悼期間が終わり次第、後継者
金正恩を最高司令官(元帥)として推戴するための集会とモイム(会合)※を持
つことに対する指示文を下達した。

※[集会は比較的大規模なもの、モイム(会合)は党細胞の集まりなど小規模な
ものを指す・訳註]

 2011年12月22日夜10時頃、労働党中央委員会から各道党と軍および保衛司令部
と人民保安部を通じて地方行政機関と1級企業所、人民軍大隊と中隊政治指導員
など細胞組織(労働党末端組織)責任者にまで伝えられた金正恩推戴集会および
モイムは「12月3 0日10時から労働党細胞組織を中心に公開党総会※形式を取る
ように規定」していて「12月31日には1級企業所以上、道行政委員会と軍を含ん
だ中央部署などで同時多発的に金正恩推戴集会を持つことを求めている」と自由
北朝鮮放送新義州通信員が伝えた。

※[公開党総会とは党組織があるすべての職場、軍部隊、洞などで開かれ、党の
権威の下、党員以外の組織員も全員参加する・訳註]

 この情報を再確認する北朝鮮内の別の消息筋(軍指揮官、国境警備中隊政治指
導員、大尉)は「いま、推戴モイムのための報告書および決定書、最高司令官金
正恩同志に献げる忠誠の誓約文を書いている」としながら「30日中隊および大隊
と連帯で推戴モイムを開催することになり、31日軍団司令部と人民武力部でこの
ような行事を行うことになるだろう」と明らかにした。

 地方と中央で進められるこのような推戴行事をもとにして労働党中央委員会は
2012年1月1日金正恩に朝鮮人民軍最高指令官称号を授与する確率が高く、同時に
労働党政治局常務委員会委員長、党中央軍事委員会委員長として推戴することに
なるだろうと通信員は伝えた。

 このような情報を総合してみる時、金日成主席死亡後に空席として残しておか
れた北朝鮮の主席職は今回も継承されない展望であり、金正日の公式肩書だった
国防委委員長職も金正恩が継承しない公算が大きい。代わりに党中央委員会政治
局常務委員会委員長、党中央軍事委員会委員長、人民軍最高指令官として金正恩
が北朝鮮を統治することになり、金正恩の公式肩書は中央軍事委員会委員長にな
るという見通しだ。

以上

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