救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

めぐみさんも八重子さんも平壌にいる−金賢姫氏面会、連続集会1(2010/08/05)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆★☆(2010.08.05-2)

◆(5人の)帰国前に恐怖心を植えつけるのは当たり前のこと

増元照明(増元るみ子さん弟、家族会事務局長)

今日は、昼、渋谷で「頑張れ日本」主催のデモがあり行ってきました。西岡会
長、荒木代表も参加。今日お見えの梅原元仙台市長も一緒に歩いていただきまし
た。他にもご参加いただいた方が来ていただいていると思います。ありがとうご
ざいました。250人から300人くらいでしたが、渋谷の街で声を張り上げました。

シュプレヒコールで「返せ!」とやるのですが、ちょっと悲しくなります。な
ぜ「返せ!」と叫びながらこの街を練り歩かなければならいのかと、いつも悲し
くなります。しかし、それを乗り越えてやっていかなければならないし、今後も
参加していきたいと思います。

私たちが金賢姫さんに会ったのは7月22日で、その概要は配布資料(救う会メー
ルニュース7/22、7/23)に詳しく書いてありますので、補足だけさせていただき
ます。

家族と面会した時には、「妊娠してお腹が大きかった写真を見た」とは言って
いませんでした。NHKのインタビューでそれを言っていたということです。事実
かどうかよく分かりません。

昨年、日本の政府関係者が韓国に行って、金賢姫さんと面会し、色々な資料、
私たちには警察が持っている資料がどんなものか、特定失踪者が入っているのか
どうは分からないのですが、その中で私が警察の人から聞いたのは今年になって
からです。

その面会の中で、金賢姫さんが、「増元るみ子という名前に聞き覚えがある」
ということでした。どういうことなのか私は迷ったのですが、北朝鮮で「増元る
み子」という名前を聞くことなどありえないだろうと思ったからです。「ちょっ
とおかしいですね」と言ったのですが、「増元るみ子という名前に関心が動いた」
ということだったので、詳しく話を聞くと、「金賢姫は招待所のおばさんからめ
ぐみさんと別の日本人と思われる女性が2人で写っている写真を見た。その女性
は増元るみ子さんと似ていた」と当初言っていたらしいです。

しかし、さらに話を聞き、記憶をたぐり寄せると、その女性は美容師だったら
しく、「化粧がうまかった」と言ったそうです。姉は、事務職で、販売員や営業
職はやったことがないので、「それは違いますね」と。

また、「その女性には二人のお子さんがいる。男の子と女の子」というのも、
(奥土)祐木子さんがぴったりです。また、その人の朝鮮名も祐木子さんを示す
ものだったので、おそらく祐木子さんとの勘違いだろうという結論に達したとい
うことでした。

それについてもう一度、金賢姫さんに会って確認をしたかったので、まずその
ことを聞きました。姉の写真を見て、「祐木子さんと似ている感じを受けますよ
ね」と言っていましたが、私は似ているとは思っておらず、ちょっと違うなと思
いました。

私は、潜在記憶の中に、もしかしてるみ子の顔が残っている可能性があると思
います。それが明確になれば、北朝鮮が、姉るみ子は81年8月17日に死亡した、
と言っていることがくつがえされますので、記憶を辿っていただきたいと、表情
の違う4枚の写真をお渡ししました。さらにパネル展の写真を(CD)データにし
たものをお渡ししました。特定失踪者の家族は入っていませんが、飯塚代表が昨
年、特定失踪者のご家族の写真を何枚か持っていかれましたし、ポスターも持っ
ていかれましたので、その中で、もし記憶が戻る方がいればという思いで渡して
います。

もう一つ、この新聞(配布資料、産経7/27「正論」西岡原稿)にも載っていま
すが、(飯塚)耕一郎さんが金賢姫さんから「他の人も何人か見た」ということ
をテレビで言っていますので、彼にもう一度確認しなければならないと思ってい
ます。私たちの面会では、「見ていない」と言っているのです。

「招待所の中で、別の招待所に暮らす日本人夫婦がいる」という話は聞いたと、
また「その夫婦だけでなく、数組いるのではとの感触を受けた」と。それは、
「自分では見ていないけど、日本人の拉致被害者がいるということを感じた」と
いうことです。それも耕一郎さんに確認したいと思っています。

さらに、有本さんが、「帰ってきた人たちが何もしゃべらないのやけど、どな
い思うとる」と聞いたんです。そしたら、「そういうことも個々の事情があるか
ら、あるかもしれませんね」と言っておられました。さらに、「しゃべらない理
由として、脅されていることがあると思いますか」と聞いたら、「北朝鮮ではそ
んなこと当り前です。帰って来る時に、非常に深い脅しをかける」と。

先ほど、早紀江さんがおっしゃった通り、北朝鮮という国はまともな国ではな
い。どのようなことでもやる、ということで、恐怖心をまず植えつけていますか
ら、20数年間恐怖心を植えつけられ、さらに帰国する時にさらに植えつけられる
と、今現在もその恐怖心がとれていないのかもしれません。

しかし、帰ってきていない家族としては、彼らの証言がもっと出てくればいい
なという思いで、金賢姫さんにも聞かれたのでしょう。

「個々の事情がある」ということについて、「処刑ということは考えられるのか」
と聞きました。これは、平沢勝栄さんもそうですが、おそらく田原総一朗さんも
そうでしょう。宋日昊と会った時に、「処刑されている」と聞かされているんで
す。これは平沢勝栄さんが読売の懇親会で、オフレコとして言ったことを聞きま
した。「処刑」と淡々と言われ、「処刑だから骨はどこかそこらにあるから出て
くる筈がない」と言っています。そして平沢さんも死亡説に傾いた。

もしそういうことを言われたら、日本の国会議員なら怒ればいいじゃないです
か。怒らないんです、田原さんも、「何を言っているんだ。そんなことを言うな
ら、私は発表するぞ。発表して日本人がどれほど起こるかお前は分かるか」と言
わなければいけない。もし本当にそう思うのだったら、「じゃあ仕方がないから
手を結ぼうか」とうばかな国会議員や、ばかなジャーナリストを僕は信用できな
いんですよ。北朝鮮に物を申すべき人が、日本に帰ってきて、「死んでる、死ん
でる」と言っているようでは、この方たちはだめだなと思っています。

金賢姫さんの訪日に関する問題、これは家族は、来ていただきたいということ
を政府に要請していました。どのような形でも、来ていただかなければ困る。拉
致問題の啓蒙という点では、黄長氏が来た時よりもメディアの取り上げ方が違
うし、それも大きなインパクトがあることになる。だから是非来ていただきたい。
また、めぐみさんに会ったとおっしゃっているので、横田さんにも会っていただ
きたいということも含めて日本に来て話をしていただきたい、ということでした。

昨年の釜山では、1時間半の限られた時間で、飯塚家と金賢姫さんの面会が行
われました。そこには国情院の人がいました。「金賢姫さんは、国情院の人を意
識して固い会話しかできなかった」と飯塚さんは言っていましたので、国情院が
行く中でもしばりがない所で会っていただくことがいいということで、救う会幹
事会で話合って、今年の春に招請の要請をすることを決めました。その上で、中
井大臣に、「とにかく日本に呼んでほしい」とお願いしたのですが、大臣の頭は、
「まず黄長氏」だった。その一点でずっと動いていました。金賢姫さんにはあ
まり関心がないようでした。

それが一変したのは、横田めぐみさんを見たことがある、という証言からで、
おそらくそれが中井さんの心を動かした部分があると思います。今回来ていただ
いたことは非常にありがたいですし、特例措置をとって日本政府が入国を許可し
ていただいたことも感謝しています。

これに対し、谷垣(自民党)総裁が、「超法規的措置をとってテロリストをわ
が国に入国させるということは、テロに対するわが国の姿勢を外国に問われる」
などということを、いい始めたのです。それなら、「歴代政府はなぜ、拉致とい
うテロに目をつぶって許してきたのですか」と私は言いたい。これを機会にわが
国は、テロを起こした犯人であろうと、わが国の最重要課題である拉致問題を解
決するためには、どのようなこともするんだ、ということを世界に発信するいい
機会じゃないです。

逆に、世界が文句を言ったら、「あなたたちの国には拉致という問題はないか
もしれませんが、わたしたちの国では拉致という問題があるんです。国民の命が
かかった問題を、政府が責任を持って解決しなければならない。だからいかなる
措置をとってもやるんです」という意思表示を発信することです。それができな
いで、「よその国から悪く思われる。テロに対する甘さを見られる」というよう
なことで民主党を攻撃するというのは、拉致問題を分かっていないと思います。
ただ民主党の批判をするための政争の具にしているとしか思えないです。

私は民主党批判をしてきましたし、今でも民主党がいいとは思っていません。
しかし、谷垣さんの言葉を聞いてがっかりしました。問題の解決のためにもっと
やることがあるだろうと思います。拉致問題を政争の具にしても、何の発展もな
いじゃないですか。批判をするなら、今回の来日に対する対応を批判すべきです。
パフォーマンスに終わらせないで、もっと実のある、例えば特定失踪者の家族に
もっと会ってもらうとか、時間をとって資料を見てもらうようなことができなかっ
たことへの批判なら、あって然るべきかもしれません。

しかし、テロリストを容認するような日本の姿勢が世界に非難されるというよ
うなことを言っているようでは、日本国が拉致の問題に対して、どのように対処
してきたのかほとんど知らないということですね。それをまず、自分たちで考え、
反省して、今後どうするかを考えないと、自民党は浮かび上がらない。あの人た
ちにこの国を任せられないと私は思います。その点で、国民の皆さんにお知り合
いの方がおられましたら、是非そう言ってください。

今回メディアが取り上げたのは、視聴率がよかったからです。最初の金賢姫さ
んの来日を報道した時、その部分だけ視聴率が上がったということを聞きました。
だからほとんどのメディアがこの問題を取り上げざるをえなかったのだろうと思
います。

拉致問題の風化はそれほどないということです。一見盛り上がっていないよう
に見えても、事あれば皆さんが関心を持って、報道に接して情報を得たいという
気持ちを常に持っていらっしゃる。多くの国民の皆様が関心を持っておられる。
日々の生活があるから、持続させることはなかなかできないけれども、絶対に風
化はしていないということをメディアの方も感じられたようで、「今後真摯に報
道していかなければいけない」ということも言っておられました。

金賢姫さんに関して、元アナウンサーのコメンテーターの方が、ビデオが流れ
ている中で、後ろの方と話していて、「この人は犯罪者よ」と言っていましたが、
どうなんでしょう。元死刑囚ということで判決を受けています。日本では旅券法
違反の判決もまだなく、償いもしていませんが、「犯罪者よ」というほどのこと
なんでしょうか。

私は、彼女も一人の犠牲者だと思います。早紀江さんがおっしゃったように、
あの北の体制の中で、家族も含めた命を考えると逆らえるわけがないんです。命
令に逆らった段階で、家族も含めて処罰されますから、そういったことを分かっ
ておられないと思います。北朝鮮の問題をあまり知らずにコメントしてしまう、
テレビで影響のある方たちがどんどん、そういうことを言ってしまうので、誤っ
た考え方が広がってしまう部分があります。せめて、そういう人たちにはもう少
し知っていただきたいと思います。

政府も、拉致問題が国民の関心事であることを改めて認識したようですので、
下手な解決法で解決してはいけないと思う人が増えてきているとは思います。し
かし、まだこの問題をどう解決していくのか、戦略的に考えている人はいらっしゃ
らないので、どうまとめていくのか、中井さんでできるのか不安ではあります。
もっとまともに考えて解決に向かわせるには、私たちが声を上げていくしかない
のかな、と思っています。

(前半終わり、後半につづく)


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「もう我慢できない。今年こそ結果を!」。2月2日に家族会・救う会合同会議で決めた今年の運動方針です。 拉致被害者家族の高齢化が進み、「生きている間に被害者に会えないかもしれない」という言葉が出るようになっています。経過はすべて説明して頂くことはないと思います。しかし、今年中にぜひ結果を出して欲しいということが、家族会・救う会そして心ある日本人の心の底からの叫びだと思います
2014年4月27日午後2時午後5時 日比谷公会堂
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