★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2006.02.10)

 家族会・救う会は、2月9日、日朝協議から帰国した外務省の梅田邦夫参事官、
伊藤直樹・北東アジア課長から協議の結果につき、拉致問題連絡・調整室で報告
を受けた。梅田参事官は、「成果がなかったのは遺憾であったが、拉致問題の解
決なくして国交正常化もないことを明確に伝えた」と報告し、また、日本の世論
をすごく気にしていると思われた、経済制裁を受けていると感じているようだ、
拉致の国際化も気にしている、と感想を述べた。報告の概要は以下の通り。

 なお、この日、12月9日に入院し、1月29日退院後静養を続けていた横田
滋・家族会会長も元気な顔を見せた。当分の間は、公式行事のみに参加し、その
他の活動を控え様子をみるという。当日の他の参加者は、家族会=飯塚繁雄、増
元照明、横田早紀江、救う会=佐藤勝巳、平田隆太郎、山岸丈良。

■日本の世論を気にしている北朝鮮−梅田参事官報告
 今回の包括並行協議では、拉致問題、核・ミサイル問題、国交正常化問題のす
べての協議で「拉致、核・ミサイル問題の解決なくして国交正常化なし」との基
本方針を明確に伝達した。

 拉致問題では、まず生存者の帰国を要求。すべての被害者が生存している根拠
を一人ひとり説明し、帰国実現を申し入れた。北朝鮮は、「生存者はすべて帰国
した」と従来通りの説明を繰返し、日本側の証言や情報をすべて否定した。

 真相の究明については、2004年12月の精査結果を改めて被害者ごとに指
摘し、再調査の継続を求めたが、北朝鮮側は「誠意をもって調査した」と言うの
みで、納得できる回答を行なわなかった。また、政府認定11名の調査継続も約
束しなかった。さらに、めぐみさんのものと称する「遺骨」のDNA鑑定につい
て日本側の見解を説明し、人定を拒否した夫と称するキム・チョルジュン氏が提
供した遺骨は信じられないことを伝えた。特定失踪者36名について情報を求め
たところ、さらに詳しい情報提供があれば調査すると回答した。

 容疑者の引渡しについては、辛光洙は政治的問題であり引渡しは不可能、金世
鎬についてはその人物を知らない、魚本公博は政治亡命者なので引き渡しに応じ
られないと述べた。そして、3人を引き渡さないだけでなく、脱北者を支援した
7名は北朝鮮国民を拉致したので引き渡せと問題外の主張を行なった。なお、全
体として、我々は北朝鮮側を追い詰めたと思う。

 全体として、北朝鮮について気づいたことを3つ報告したい。

 第一に、日本の世論をものすごく気にしている。今回敢えて日本の記者を集め
て会見を開き、誠意ある調査をしたと宣伝していた。これは、本国向けでもあろ
うが、日本の世論にも訴えようとしたものだろう。また、最近拉致問題に関する
日本の新聞の記事が減ったとか、新潟におけるめぐみさんの写真展に2000人
しか入らなかったようだ、と言っていた。写真展は2万5千人もが来たこと、自
分も行ってみて驚いたことを伝え、パンフレットを渡してきた。

 第二に、北朝鮮が日本の経済制裁を受けていると感じているようだ。総連施設
の固定資産税問題、RCC(債権回収機構)の取立て、船舶検査が厳しいこと、
朝鮮学校への補助金問題を気にしていた。我々は、それだけではすまないと伝え、
自民党が用意している人権法案など、成果があがらなければ出るよと伝えた。

 第三に、拉致問題の国際化を気にしている感じだった。国のイメージやプライ
ドを傷つけているとの感じをもっているようだ。家族会、救う会の努力で国際社
会でも拉致問題が知られるようになり、多くの国から拉致されていることが知ら
れるようになったからだと思われる。
 以上



 ※小泉首相宛、はがき・メールを!(〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内
閣総理大臣 小泉純一郎殿、首相官邸のホームページ=
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                救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

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